会報・資料

井上八郎について(第42回東京延友会会報/寄稿)

2016年11月10日 |by 工藤 | 0 Comments | 会報・資料

延岡出身のスーパー偉人

井上八郎(晩年延陵と称す)について

 文化12年(1815)、延岡城下の南町に生まれ、寺子屋で学問を修める。
江戸で北辰一刀流の創始者千葉周作に剣技修行を願う。33歳で千葉道場

「玄武館」の塾頭に抜擢される。

 徳川幕府終焉の頃、攘夷か開国かの騒動の中、勝海舟・坂本龍馬らと

活躍し、最後の将軍徳川慶喜公を、無事、駿府城主70万石の大名に送り

届ける。慶喜公より「井上、徳川の部下一同を救ってくれたなぁ」と、直々

に感謝の言葉を貰う。そして浜松城代に任じられ、浜松の発展に寄与し、

「第二十八国立銀行」が設立され、頭取に就任する。また、徳川家の恩に

報いるため、権現家康公を奉る東照宮を浜松に建立した。
延陵は、明治30年81歳で没す。
 
 
 寄稿文
 
 延岡の歴史を勉強する会
   代表 長友景一 (延高第09回 32年卒)
      興梠年男 (延高第26回 49年卒)
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